
院長 只見 景子
◼︎ 獣医師としての原点・理念:「動物とご家族に獣医療を通して寄り添う」こと
私は、幼少期に愛犬の突然死を体験しペットロスになりました。その経験から、動物の生命だけでなく、お子様を含むご家族の心にも寄り添う獣医師になると決意しました。それが、私の獣医師としての原点と理念です。
獣医師になり臨床現場で経験を積む中で、ペットロスは軽減できるのではないかと仮説を立てました。きっかけは、ご家族からのお言葉でした。「動物の生命があるときから家族の価値観や考えを十分に話し合い治療に参加したことで、納得できる最期を迎えることができた」と。それ以降、私は、特に救急医療と終末期医療における早期グリーフケアに注力しています。2026年からグリーフケアを専門的に学び、対応の幅を広げてまいります。
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◼︎ 猫は私の師匠:猫が教えてくれた「息を合わせる」こと
子供の頃から独立独歩な猫に憧れ、猫が大好きでしたが、家庭の事情で飼うことができませんでした。
喜びにあふれていた獣医学生時代の動物病院実習で、初めて経験した「猫パンチ」の衝撃は今でも忘れられません。未熟な私が、恐怖で固まる猫に恐る恐るエリザベスカラーをつけようとしたことで、猫を怒らせてしまいました。その時、痛みよりも強く感じたのは「猫の気持ちを分かっていなかった」という申し訳なさでした。
この経験を機に、学生時代から獣医師になってからも、トンキニーズのブリーダーさんの元で、正常な猫の生活を猫から学んできました。深夜の出産介助時には泊まり込み、新生児の人工哺乳などを行う中で「猫と息を合わせる術」を直接猫から教わってきました。そのような経緯から、猫との信頼関係が自然に築けるようになり、獣医師になってからは病気の猫が自ら私に寄って来るようになりました。
「自分の猫」がいないからこそ、出会うすべての患者さんが私にとっての「うちの子」です。ご家族と同じ愛情を持って、一人ひとり(一頭一頭)に向き合っています。
◼︎ 臨床獣医師としての経験:「ジェネラリストになる」ための歩み
獣医師として、東京、埼玉、兵庫、千葉と各地で経験を積んできました。一次診療から終末期医療、夜間救急まで幅広く携わってきたのは、対応できる診療の幅を広げたいと考えたからです。
兵庫の動物病院では、一般診療だけでなく、初めて夜間救急診療を経験しました。慣れない救急診療で不安を抱えていた私を、院長や先輩、スタッフの皆さまが支えてくださり、少しずつ成長していきました。そして、患者さまの夜間の不安を少しでも軽減できるよう心がけて丁寧に診療を行いました。ラジオ出演や飼い主さま向け院内セミナーの企画担当も行い、幅広い経験を積むことができました。
秩父の動物病院では、診察室がガラス張りでした。兵庫の動物病院でガラス張りの手術室で手術していた経験があり、皆さまに見られながらの診察に緊張することはありませんでした。少人数の動物病院でしたので、初めて一人体制での診察を経験しました。野良猫の避妊去勢手術も多く、野良猫との接し方を学びました。猪狩りの猟犬や外猫の喧嘩の外傷症例も多く、外傷処置の経験を積むことができました。
猫専門の動物病院では、猫に特化した病気だけでなく、様々な性格の猫の接し方も学びました。すでに獣医師として十分な経験を積んでいましたが、猫に特化したことで更に成長する事ができました。残念なことに、急な転勤辞令で勤務を終えることになりました。私は、いつか自身で猫専門の動物病院を開業しようと決意しました。
渋谷区の動物病院では、スタッフは私一人という環境で雇われ院長を務め、経営も学びました。一人ひとりに時間をかけて診察するスタイルで、ご家族との関わり方が一番深かったです。そして、入院患者さんと夜を徹して向き合った経験は、今の私の土台となっています。たった一人で責任を負い、動物と向き合い続ける中で、「動物と息を合わせ、信頼を得ることで、無理に押さえつけなくても必要な処置をさせてくれる」ということを動物たちから教わりました。この時に培った経験と実績があるからこそ、今の私があります。
企業病院では、2から3年に一度の転勤があり、ひとつの動物病院グループに所属しながらも数カ所分の経験ができたことは貴重でした。1週間に3病院の勤務をすることもあり、更に柔軟に対応することができるようになりました。ペットショップ併設の分院に勤務時は、ペットショップの小動物の健康管理も行いました。
24時間体制の動物病院では、専門診療を行う先生方と一緒に働く機会を得ました。これまでの私の経験がいかに小さなものであったかと衝撃を受け、視野が大幅に開けました。ジェネラリストになることしか考えていなかった私ですが、専門性を持つことも考え始めました。エキゾチック動物の診療で医療技術が向上しただけでなく、この子たちと意思疎通ができるようになったことで、猫や犬の表情がこれまで以上にわかるようになりました。これまでの獣医人生で一番成長する機会をいただきました。夜間救急診療も担当したことで、救急医療への興味関心がより深まりました。この時の経験が私に開業を決意させました。
◼︎ 困っている方の所に: 2024年10月4日「世界動物の日」夜間救急専門の往診動物病院を開院
私が夜間救急診療に従事していた際、「様々な理由で夜間救急動物病院を受診できない方がいる」「最期は家で過ごさせたい動物がいる」ということを知った経験から生まれました。
夜間専門の往診はハイリスクで、そのような働き方を個人でする女性獣医師は少ないという実情を踏まえ、自身で道を切り開くべく開業に至りました。
◼︎ 日中の往診に注力:「ご家族と信頼関係を構築」を優先に
夜間救急専門の往診の運営を検討する中で、まずは、より多くのご家族と深く信頼関係を築き、動物たちの状態やご希望に柔軟に対応することへの優先順位を高くした方が良いと判断しました。
特に怖がりな猫や犬に対して、ご自宅という安心できる場所で、個別のペースに合わせた診療を行っています。
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◼︎ 救急往診の実態:「救急往診でも間に合わない生命」がることを知る
開院1周年を迎えた2025年10月には、伺ってきたお声を形にするべく、救急医療と在宅医療を組み合わせた「ハイブリッド獣医療」を主軸に据えました。
しかし、救急往診を行う中で、間に合わない生命があるという現実に直面しました。「救急の判断ができなかった」「病院に連れて行くこと自体が負担で、受診をためらってしまった」「もっと早く出会えていれば」といったご家族の切実な思いに触れ、普段の生活に踏み込む必要性を痛感しました。
◼︎ 原点回帰:「間に合わないなら、間に合う体制を構築」し、動物病院に行けない猫ちゃんの一生涯のかかりつけ医になる
そこで、救急も含むジェネラリストとしての経験を最大限に生かせるよう、以前から準備を重ねてきた「猫の往診専門」に特化する時期を早める決意をいたしました。
これまでに培った技術と知識を、事態が悪化する前の「予防」や、家での「穏やかな療養」に最大限に注ぎます。
ご家族それぞれの価値観や信念を尊重します。過去の看取りを悔やむお気持ちに寄り添いながら、その経験を、今を生きる子の力へとつなぎます。
ご自宅という安心できる場所で、その子のペースに合わせた診療を行い、早期グリーフケアの一環として、元気なうちから将来を共に考える「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)」を通じて、一生涯のかかりつけ医として伴走いたします。
◼︎ 当院の理念:「誠実・感謝」
当院は、誠実さを最優先とし、感謝の心を大切にします。
母校のある武蔵野の地を起点に、東京都内の猫ちゃんとご家族に個々に合わせた医療を届けることが、私なりの感謝の気持ちの表現です。
軸は変えずに、今後も柔軟に対応してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
院長 只見 景子
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◼︎ 情報を正しく届ける責任
当院の誠実に向き合うという方針は、ホームページを通じて皆さまにお伝えする情報にも込めています。
当院では法律を遵守し、皆さまが正確な情報に基づいて大切な家族の治療を選べるよう、情報の正確さを何よりも大切にしています。
見栄えや装飾ではなく、誤解のない、信頼できる内容を届けるため、私自身が、このサイトを作成・管理し、最新の知見に合わせて情報を迅速かつ柔軟に見直し、更新し続けることをお約束します。
院長名については、往診専門という診療形態における責任の所在を明確にする目的で、商標登録を行っています。
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